中国の大学院生の就職状況

 大学院生の就職率が学部卒の就職率を下回っているのは日本だけかと思っていたら、中国も同じ状況だとあるニュースの記事で知りました。このニュースでは中国で大学院修士課程に在籍する女子学生が、自分の学歴を院卒から学部卒に改ざんして就職活動を再スタートさせるという内容でした。日本では「末は博士か大臣か」と言われていた時代があり、それほど博士といえば社会的にもステータスでした。それが今では日本で大学院生と言えば、高学歴ワーキングプアの代表とまで呼ばれる始末です。

 

 それは中国も一緒で大学院受験者数が100万人の大台を初めて突破した、2005年から2009年まで大学院生の就職率は下降の一途をたどっているようです。中国では就職先を探している大学院生は、在校生も含めると中国全土で約160万人もいるそうです。今回の事件が起きた背景には中国の企業の立場からすると、大学院生は求める給与など希望は高いが。実務能力がそれに伴わないのではという懸念があるようです。

 

 そのため中国の多くの企業は大学院生を避け、学部生の方を採用する傾向にあるからです。この記事にも書かれていますが中国も日本と同様に、高学歴はもはやいい会社に就職するための通行手形ではなくなったようです。日本でも大学院の博士課程を卒業しても研究職のポストなどなく、そのほとんどが 非常勤講師やポストドクターになることを余儀なくされています。優れた研究や高度な専門知識を持った大学院が就職もできないような事態は、国の損失だと感じるのは私だけでしょうか?



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